結論:はい、査定だけのご依頼でまったく問題ありません。「今すぐ売るつもりはないけれど、いくらくらいか知りたい」というご相談は珍しくありません。不動産会社にとっても、将来のご縁につながる大切な機会と捉えていますので、遠慮なくお問い合わせください。
査定が無料な理由
不動産の査定が無料なのは、不動産会社のビジネスモデルに理由があります。不動産会社の収益は、売買が成立したときに発生する仲介手数料です。査定の段階では費用が発生しない仕組みになっています。
つまり、査定をしても売却に至らなければ、不動産会社には1円も入りません。それでも無料で査定を行うのは、将来的に「売ろう」と決めたときに声をかけてもらえる関係を築きたいからです。
売らないのに査定する理由
「売る予定がないのに査定を依頼するのは申し訳ない」と感じる方もいらっしゃいますが、実際にはさまざまな理由で査定だけを依頼される方がいます。
資産価値の把握。相続や老後の資金計画を考えるうえで、「自分の不動産がいくらなのか」を知っておくことは重要です。
住み替えの検討材料。「今の家を売ったらいくらになるか」がわからないと、住み替えの資金計画が立てられません。
離婚時の財産分与。不動産の価値を客観的に知る必要がある場面です。
相続対策。生前に不動産の価値を把握しておくことで、遺産分割の準備ができます。
査定の種類と使い分け
| 査定の種類 | 方法 | 精度 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 机上査定(簡易査定) | データのみで算出 | ±10〜15%程度 | 即日〜翌日 |
| 訪問査定 | 現地を確認して算出 | ±2〜5%程度 | 1週間程度 |
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「まだ売るか決めていない」段階であれば、まず机上査定で大まかな価格を把握し、具体的に検討する段階で訪問査定を受けるのがおすすめです。
査定の仕組みについて詳しくは「不動産査定の仕組み」をご覧ください。
査定後にしつこく営業されない?
これが最も多い心配です。正直にお伝えすると、不動産会社によって対応は異なります。査定後に頻繁に電話をかけてくる会社もあれば、査定結果を伝えたあとはこちらから連絡するまで待つ会社もあります。
しつこい営業を避けるためのポイントは、査定依頼時に「売却の予定はないが、資産価値を知りたい」と明確に伝えることです。目的がはっきりしていれば、不動産会社も過度な営業を控えます。
断り方のコツ
もし査定後に営業の電話が来た場合は、「現時点では売却の予定はありません。検討する際にはこちらから連絡します」とはっきり伝えましょう。曖昧な返事をすると、「まだ可能性がある」と判断されて連絡が続くことがあります。
査定だけを上手に依頼する方法
①目的を伝える。「相続対策で資産価値を知りたい」「住み替えの検討材料にしたい」など、査定の理由を伝えると、不動産会社もそれに合わせた対応をしてくれます。
②連絡方法を指定する。「電話ではなくメールで結果を送ってほしい」「LINEで連絡してほしい」など、希望する連絡方法を伝えておくと安心です。
③複数社に依頼する場合は目的を統一する。複数の不動産会社に査定を依頼すること自体は問題ありませんが、各社に「他にも依頼している」と伝えておくと、過度な営業を抑制できます。
査定を受けるベストタイミング
査定に「早すぎる」ということはありません。不動産の価格は市況によって変動するため、定期的に資産価値を確認しておくことは、どなたにとっても有益です。
特に以下のタイミングでは、査定を受けておくことをおすすめします。
・定年退職や老後の生活設計を考え始めたとき
・相続が発生する前(親が元気なうちに)
・住宅ローンの残債が気になり始めたとき
・近隣で再開発や新駅の計画が発表されたとき
「査定は「売却の第一歩」ではなく、「資産の健康診断」です。売る・売らないは査定結果を見てから判断すれば大丈夫です。数字を知っておくだけで、将来の選択肢が広がります。」
Base-up 久保 塁よくある質問
Q. 査定額と実際の売却価格は同じですか?
査定額は「このくらいで売れるだろう」という不動産会社の見立てです。実際の売却価格は買主との交渉で決まるため、査定額と完全に一致するとは限りません。精度の高い査定を受けることが重要です。
Q. 査定を依頼すると個人情報が漏れませんか?
不動産会社は宅建業法に基づき、お客様の個人情報を適切に管理する義務があります。査定の目的以外で情報が使われることはありません。
